盆休みがまとめて取れたのでせっかくだから四万十川ツーリングに行ってみたい!
思いつきなのでマトモなお宿はあきらめたがライダーズインなら空いているという情報が!天気予報は晴れ。もぉこれは行くしかないのでとにかく走ってきました。ああ無計画…。
2007年08月14~17日
オレンジフェリー特等室Aをチョイス。
バイクの持ち込みは初めてだったので段取りを知らずにドッキドキ。でも案内は分かりやすく乗船はスムーズに行えた。さすがはプロの人達。乗船後、船内のレストランで晩ゴハン食べようとしたら既に満員。もう少し後にしようと再訪すると既に閉店していた!晩ゴハン抜き。。。仕方なく売店でおつまみを買い込む。食糧がいつでも手に入る都会の暮らしに慣れすぎているナ。ま、いっか。上陸してから食べようっと。
と、この時点ではまだまだ呑気なことを考えていた。これから始まる飢餓との戦いツーリングになるとも知らずに…
このフェリーは早朝に到着するのでスケジュール的には行動しやすい。船を下りてスグの所で地図の確認など出発の準備をする。
いよいよ初・四万十川ツーリング開始!
まだ眠いがテンションも上がってきた!
それ用に写真を撮ってなかったので分かりづらいけどシートの下にはいっぱい荷物が入るのです!
GJ!マジェ子 追記:シートの下撮りました
早朝なので風もなく走りやすい。
がしかし!真夏だというのに寒風山辺りは寒い!寒い!寒い!メッシュジャケットを着ていたが風通しが良すぎてこの辺はずっと寒い。早朝とは言え真夏ですよ?冬場はどうなるんだろう。たまらずカッパを着た。この地名はダテぢゃないゼ。
新寒風山トンネルを抜けると道の駅木の香に到着。初めて四国の川を見たせいか水がキレイだ。宿泊施設もあるようだがまだ早朝で寝静まっている様子で時刻は午前8時前。お店も温泉もまだやってない…。ハラ減ったなー。
何も買えずにそのまま出発。
1時間程走ったところでそろそろお店も開いてるかと道の駅633美の里に寄り道。
しかしまだ軽トラに野菜を積んだおっちゃん達がぞろぞろと開店準備に集まって来た頃だった。もう朝9時を過ぎてるが田舎の朝って早いんじゃなかったの?!と勝手な固定観念を抱きつつ、仕方がないので缶コーヒーで空腹を満たす。
効くぅー。
突然路線変更。
折角だから四万十川源流に行きたくなったのだ。予定していた海沿いのR56に向かうのをやめわざわざ遠回りになるのに山の中を通って向かうことにした。林道大好き。これがねぇ~、また楽しいのョ~!
しかし途中からダート道に。
マジェスティはまだ1,000kmを超えたばかりの新車。源流まであと2Km。歩くか?どーする?
えーい、行ってしまえーーー!
ビッグスクーターでダート林道走るアフォなんて居ないやろーと思っていたら居た!まだ新しそうなフォルツァがっ。お互いもったいないですねー。…ちょっとオフ車が欲しくなってみたり。ちなみに四輪の方はシャコタンでなければ行ける程度のダート道です。
そして此処はゴールではなく四万十川源流へのスタート地点だったのです!先へ行く手段は徒歩のみ。
更に30分ぐらいかかるようだったので素直にあきらめました。
四万十川源流への入口でもこんな感じ。
水の音は澄み
手を浸けるとヒンヤリ気持ちがいい。
行きは背中側だったので気付かなかったが反対方向を向く帰り道で広大な光景を発見!思わず止まってしまった。雲が近い。
向こうに見えるは四国カルストかと思ったら鳥形山と言うらしい。手前の整地は展望台でもできるのかな?また来なきゃネ。
夢中でカメラを構える腰はヘッピリだった。撮った写真は右の画像をクリック≫
ここに来るまでにうどん屋ののぼりを発見!四国と言えばうどん!やっとゴハンが食べれるゾ。何か黒っぽい建物だけど比較的新しい赤いのぼりとのコントラストが目立つ。 駐車場にバイクを止め建物に向かうと妙に黒い。ん?火事の跡?!ひぃーw!やっと見つけた食事処もこの有り様。なんとついてない…。仕方がないのでフェリーで買ったおつまみの残りをかじる。
ところで空腹も忘れてしまうほど檮原川は透明度が高くてキレイ。川なのに水面が波立ってないので底まで透き通って見える。
そろそろ見慣れてきた川の景色とは何かが違っていたのでバイクを止めた。戦後の夏を感じさせるような謎の風景。橋脚両端の山の斜面は緑に覆われていて分からないが、続いている道などなさそうな感じ。これは一体何?
クリックで画像拡大≫≫
場所は記録してないが確かR439の矢筈トンネルから南方へ進み、松原辺りまでの間(広っ)。知ってる人がいたら教えて下さいっ! ≫教える
空腹に耐えつつも走り続けること数時間…。
森の中に何とカフェが!
山の中を倒れそうになるぐらいまでさまよい歩き続けた果てに一軒の灯りがともったお家を発見する日本昔話みたいだ。
ここのアイスコーヒーは激ウマでお代わりしてしまった。パンは自家製で出来立てなのがウレシイ。
お店の情報 : パン工房「シェ・ムワ」
やっと出会えた!
大阪を出発して約16時間。
正直な感想…檮原川の方がキレイに感じた。
でもイイのサ。
目指すは一斗俵沈下橋。
このあと道の駅あぐり窪川で食べたアイスは濃厚でおいしか った!お立ち寄りの際は是非ご賞味を。
四万十川沿い窪川までのR381から県道325に入り、県道326へ。海が近づいてくると林道っぽくてイイ感じのまま到着。
素泊まりは初体験。
シャワー付だしテントに寝袋で寝ることを考えれば全然幸せ。館内は多くの写真やコメントが展示されていたが初期の頃は盛り上がっていたといった様子。でも海の景色はキレイで波の音がイイ感じ。オススメです。
ここのHPにあるように黒潮本陣へカツオのタタキを食べに行ったら貸し切りで食べれなかった!楽しみにしていたのに残念。仕方なしに温泉だけ利用し、道の駅かわうその里すさきにてカツオのタタキで空腹を満たす。
(゚Д゚)ウマー
ライダーズイン中土佐
宿泊料 : 1人3,000円ぐらい(食事なし)。
今日は一日中四万十川堪能の日。
荷物を詰め込み今回のツーリングメインイベント、一斗俵沈下橋を目指す。ここを目標にしたのは四万十川最古の沈下橋だし川にも飛び込めそうだったから。理由は単純だが日本の夏らしい情景を自分の目でも見てみたい。
ちょっと遅めの出発となったがこの時間になったからこそ、後の行動に影響を与えるステキな出会となったのかも。
アメゴの串焼きを買いに行きマジェの所に戻ると横にオフ車が止まった。バイクを降りた直後ライダーから転身!オシャレな普段着を身にまとい、一眼レフを片手にどこかへ歩き去って行った。
この方キレカワ系の姫ライダー(画像は違います)。
カッコいい~♪
うーん、、お友達になっておけばよかった。。。
そんな姿を見て以来カメラが欲しくなってしまった。
そろそろ買ってみるか(遅っ)。
あのー、もぉツーリングは始まってるんですが…。
そんなわけであんまし写真がありましぇん。
道の駅:布施ヶ坂
道の駅布施ヶ坂からR197を少し東へ行ったところに風の里公園への入口があったので行ってみる。インプレッションで語ったようにマジェスティのクラッチにはちとキツい道のりだった。
ここもまた空が近い。山々がジオラマのようだ。
風車1基1基はもちろん大きいのだが風車の駅にあった羽根1枚の大きさはとんでもなくデッカイ!
(右下の画像を御参照)
何気に寄ったトコだけどいいね~。風車も。
さすがは四万十川代官様!
いつまでも美しい自然であって欲しいですネ。
やっと一番行きたかった一斗俵沈下橋に到着。
おおー、飛び込んでる飛び込んでる!飛び込んでる!こちらも飛び込む気ぃー満々で来たけど、よーく考えたら濡れた髪の毛でヘルメットかぶれないぢゃん?!にーちゃんも一緒にどぉ?と地元の人に声をかけられたが諦めざるを得なかった。スミマセヌ。。。
それにしても日本の夏を感じさせる1コマ。
ところで大通りから入ってここに来るまでの田んぼ道にわき水が流れていたのだが、そのまま通過しようとするとズッコケかけた。絶えず水が流れ続けているのか中では苔が生えているのだ。バイクで通行する際はご注意を。
ここでしばし休憩。
あとはR381→R441と四万十川沿いをゆっくり流す予定だ。ゆっくり?!ゆっくり流したかったけどみんな速ぇ~~~。旧中村市でR439を北上し、再び道の駅四万十大正とコンニチワ。
R381は広い道路で流すにはピッタリ。R441は杓子峠辺りだったか道の真ん中が苔になってた。おそるおそる足でスベスベしてみると意外と滑らない。でも見た目コワすぎっ。
ここに来る前に道の駅四万十とおわで夕食。出てきた料理は見た目がキレイで味わいも上品だったのがうれしい。店の娘も愛想が良くカワユス。
お腹もふくれたところで宿に着きチェックインを済ませたが、ここで思わぬハプニング。ここには何とクーラーがナイ。そんな部屋で過ごすのは何十年ぶりだろう。無けりゃ無いでなんくるないさー?暑さをビールでごまかそうとしたのだがそれもスグにぬるくなってしまい、余計に暑くなってきた。
夜空を見上げると星々がキレイ。
肉眼で天の川が見えたのには感動!
ライダーズイン四万十を出発して約2時間後、雲の上のレストランでモーニング。ゆっくりしたいが14:20東予港発のフェリーに乗るには峠を経由すると微妙にキビシイかも。黒森峠をあきらめ、幹線っぽいR33で松山インターを目指す。
道の駅ゆすはら
帰りたくないなー。
東予港14:20発の南港行きフェリーで帰路へ。橋を下から眺められるなんてフェリーならでは。ツーリングやドライブは道路で行くイメージがあるがフェリーは現地に着くまで寝るなり飲むなり風呂入るなりと体が空くので自由に過ごせる。
時代の流れでどんどん廃航されるのは寂しいが、今後も積極的に利用したいな。
…21:40 南港着、帰宅。
完。