バイクの動画を撮る場合は風切り音が付きものだが、できることなら極力抑えたい。たまにフサフサの毛で覆われているマイクを見かけることがあるが調べてみるとウインドジャマー、あるいはウインドシールドというらしい。手持ちのビデオにはそんなオプションもなく、マイク部分は独立していないので自作してみることにした。用意したのはフサフサのフェイクファーの生地とマジックテープだけ。超カンタンで費用も安く済む割には意外と効果が高く、よくあるビデオカメラ本体側で風切り音をOFFにするよりかは自然に近い音で撮れるのでオススメできる。
使用するビデオカメラはXacti
DMX-CA65。そのまんま水中撮影もできるスグレモノなので、バイクに搭載しても雨の心配が要らない。他に候補として挙がった
SUV-Camの方が面白い動画が撮れそうだったが音声がモノラルのみなので断念した。
水中撮影時にはウインドジャマーを取り外せるようにとマジックテープで取り付けることにした。マジックテープはホームセンターなどで売っている、ごく普通のものを利用。
マイク部分の大きさに合わせてマジックテープをカッターナイフ等でくり抜いて貼り付ける。スラリとスマートな白いXactiが何ともカッコ悪くなってしまった瞬間。
同様に反対側のマジックテープもくり抜いておく。
ちなみにサイズはXacti DMX-CA65での場合、
横4.5cm×縦2.5cm、穴は横3.5cm×縦0.5cmで作成した。
毛足2.5cmの白っぽいフェイクファーを購入。
生地屋さんはどこにあるのか思いつかないのでネットで購入。しかし面積にして0.3%ぐらいしか使わなかったので余りまくり。
フェイクファーの生地は上記マジックテープの大きさ(横4.5cm×縦2.5cm)に合わせて切り取り、反対側だったマジックテープと貼り合わせれば脱着式のウインドジャマーの出来上がり。見た目は得体の知れないモノとなってしまったが白いフェイクファーでコーディネートしたのが唯一の救いとなった(色はお好みでどーぞ)。
SLIK 6021 LOWERⅡを利用してハンドルにバーに固定。このクランプヘッド自体はしっかりと固定できるので揺れることはないが、Xactiの底面積が狭くモニターユニットは開きっぱなしなので重心が高くて不安定になるため動画自体は揺れやすくなる。固定具を追加すれば解決しそうだが最近ではあまり気にならなくなってしまった。
マジェスティYP250へ取り付けた例。
ウインドスクリーンがある分、スクリーンなしのバイクやネイキッドよりも風切り音防止効果が期待できそうな予感。。。
マジェスティYP250の場合、フロントにウインドスクリーンがあるので正面からの風切り音はネイキッドよりも軽減効果が高いと思われるが、横からの風の音は拾ってしまう。とはいえ、ウインドジャマーが有ると無いとでは以下の動画で確かめられるとおり改善されているので、是非ご自身の耳で確かめてみて下さい。
撮影状況:1日違いで天候は変わってしまったが同じ道路にて
弊サイトで公開しているツーリング動画は全てウインドジャマーを装着して撮影しています。また、このほかにもXactiにウインドジャマーを自作した例でバイクへの取り付けに面白い秘策が施されいるただのにっきさんのリポも見る価値アリ。